- #2013
- 本社 造園部みどり管理課
農学部農学科卒(入社11年目)
植物の維持管理を担当しています。公園や街路樹、マンション植栽や個人のお庭まで、官民問わずお客様の大切にしている花や緑を守っていく仕事です。各物件ごとに維持管理スケジュールを立てて職人さんを手配・監督したり、緑に関するご提案やアドバイスをします。維持管理では解決が難しいと思われる場合等は、改修のプランニングをする事も多いです。施工のための材料調達やスケジュール調整、現場指示、その後の維持管理まで、すべて行ないます。
いること、やりがいは? Question #2
お客様・職人さんとの日々のコミュニケーションを大切にしています。職人さんとは事前に注意事項等打ち合わせを行い、効率よく安全に作業を進められるようこころがけています。また、監督である自分・お客様・職人で目指す姿が共通認識されていないと納得いく出来栄えに仕上がらないので、提案段階から視覚的にわかりやすい資料づくりを目指し、それを現場指示にも活かしています。
植栽管理の仕事は、数年越しで理想に近づけていくケースがほとんどなので、「横浜植木㈱の○○さんに頼んでよかった!」と費用対効果を実感していただくまでには長い年月がかかります。だからこそ、信じて任せてくださるお客様は有難く、絶対喜ばせなきゃ期待に応えなきゃと思います。個々の現場と丁寧に向き合い続けることで、絶望的と思っていた木が復活したり、立派に成長してくれた時などは、素直に嬉しく、皆で喜びます。長く勤めてこそやりがいを感じることができる仕事だと思います。
又は一番思い出に
残っているエピソードは? Question #3
改修当日、届いた苗を見ると想定よりも小さな苗で、しかも冬だったので葉も少なく、華やかな改修イメージとはかけ離れたものに・・という事がありました。今思えば、提案イメージが春以降である事をご説明して切り抜く事もできたのかもしれませんが、3年越しで実を結んだ改修計画で皆様の期待や込められた意味が特に大きい物件だったのもあり、限られた時間と予算で納得いただける見栄えにどう仕上げるか、頭を捻りました。日ごろお世話になっている職人さんと相談し、植物の特性上時期的にどうしようもない部分は、隙間に一年草を補植し生長するまでの間華やかさを出すことになりました。また、冬でも見栄えのする品種の比率を増やすため、植木農家さんの畑へ直接出向きアドバイスをいただきながら材料調達を行いました。結果、改修は大成功、お客様には大変喜んでいただき、花の委員会が発足するまでに。仕上がりを見た近隣住民からもお褒めのお言葉をいただき、新規顧客開拓にも繋がりました。冬季施工を考慮していないという私の経験不足が招いたピンチでしたが、熟練の職人さんや農家さんのおかげで、ピンチをプラスに変えていく事ができました。
物件担当制のため、ある程度は時間の使い方を自分で決められる点だと思います。複数の物件を一人で担当するのは、責任もプレッシャーもありますし、一年中何かに追われているのも事実(笑)、暇な時期はありません。現場によっては、休日出勤も珍しくないです。ただ、周りには左右されにくいので、滞りなく回せていれば、仕事もプライベートも充実します。私の場合、締め切りを指定されていない仕事でも期限を必ず決めてスケジュール帳に落とし込み、パンクしないようにしています。業務の時間配分と優先順位は常に意識して、できるだけ効率よく動けるようにしています。
謙虚だけど頼れる人です。お客様の信頼は、「会社」はもとより、「人」についてくる部分が大きいと思うので、今後知識を深め経験を積むほどに、「知識の押し売り」になってしまわないよう、『お客様の求めている答えはなにか』振り返る姿勢を常に大切にしたいと思います。自分の見解や経験に固執しすぎず、話をよく聞いて寄り添った提案をして、追加受注につなげていきたいです。
ある一日の過ごし方Time Schedule
- 08:30
- 物件A(改修)にて 朝礼、作業内容確認・指示
- 09:30
- 物件B(管理)にて お客様立合い、現場進捗確認等
- 11:00
- 新規物件Cにて 見積のための現調
- 12:00
- 移動・昼食
- 12:50
- 事務所にて 新規物件Cの見積・提案作成
- 15:20
- 物件Bにて 進捗確認、職長と今後の流れ・作業内容の確認
- 16:00
- 物件Aにて 仕上がり確認、お客様立合い
- 17:20
- 事務所にて メール返信、報告書作成、翌々日以降の現場準備等
※このインタビューは、2021年1月に実施したものです。